全日本大会から一週間。
テコンドー家としてはとりあえず一区切り、というあたりなのですが、
学校としては卒業式まであとわずかに迫った大事な時期。
毎年のこととは言え、この時期の2足の草鞋はなかなか大変です。
とはいえ、自分にとってはどちらも大事な「真剣勝負」の場。
手を抜くことのできない局面として頑張っています。
テコンドーでも学校でも、指導する立場として、
人に知識や技術や思いを「伝える」場面の多い自分なのですが、
人に伝える上で大事だと思うのが、「真剣に伝える」ということ。
自分も経験がありますが、
人から言われてしかたなく言っていることや、
準備不足で浅い内容で言っていること、
真剣な思いのない指導は、やっぱりうまく相手に伝わりません。
どうしてもこれは伝えたい、必ずあなたにとって価値がある。
そんな真剣な思いをもって伝えた指導は、たとえつたない言い方に
なったとしても伝わるものがあると経験上実感しています。
(もちろん、真剣に伝えるためにも指導技術の向上もまた必要なことではありますが)
また、「指導は何を伝えるかより、誰が伝えるか」というのもまた一つ。
どんなにもっともらしいことを言っていても、
努力もせず、深く考えることもなく、真剣に何かに打ち込んでもいない人から
何か伝わるものはあるのだろうか。私はあるとは思えません。
口だけでなく行動で、自分の人生においても真剣に何かに打ち込んでいる姿を見てこそ、
その人の言うことを真剣に受け取ろうとする。
子どもは素直なので、よりそれは顕著に態度に表れるように感じます。
きっとこれから先も自分は一生なんらかの形で指導に携わって生きていくと
思っています。
だからこそ、真剣に伝えられる自分を、日々作っていきたいと思います。
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