昨日は担任している子達の卒業式でした。
学校で勤務する自分としては、やはりこの時期が1年の終わり、という感じがします。
本当に今年度は忘れられない1年となりました。
4月から休校で子ども達と顔を合わせられないところからスタート。
ICT担当として、慣れないteams対応や動画作成を手探りで行いながらのオンライン授業。そしてようやく子どもと顔を合わせた分散登校。
それから始まったコロナの感染対策をしながらの学校生活。
小学校生活最後を彩るたくさんのイベントが、中止を余儀なくされました。
様々な経験をする「機会」こそが人を成長させる。
そう思うからこそ感じる今年度の難しさ。
小学校最後の一年を、何もできない、何もかも奪われた一年で終わってほしくない。
この一年はそのための戦いの日々でした。
「イベントがないなら自分たちで作ろう。」
「この1年にはきっと意味がある。」
「今年はできなくてしかたない『例外』の一年じゃなく、
今年だからできた『特別』な一年にしよう」
そんな言葉をかけ続けて一年。
自分達で「逃走中」のレクを企画しよう、
オリジナルの脚本で映画を撮ってみよう、芸人を完コピして漫才してみよう、
マインクラフトの世界で遊んで、自分たちで卒業制作してみよう、
卒業記念の黒板アートしてみよう・・・
本当に言った通りに、自分たちで工夫して、
今年だからできることにチャレンジしてくれた子ども達。
昨日の卒業式に際して、
「最高の一年だった」
「一生忘れられない思い出ができた」
「今までで一番楽しい一年だった」
そんな言葉がたくさん、涙ながらに言ってくれた。
本当に本当に大変な一年でしたが、
私の人生にとっても、大きな価値のある一年にできました。
今まで「当たり前」にあるものと思っていたからこそ、
その「有り難さ」に気付く。
テコンドーに関してもそう。
練習できない時期や、大会がないからこそ、その「有り難さ」がわかる。
この一年はそんな一年でした。
とりあえず、まずは一区切り。
明日からまた、次の一年へ
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