早いもので今年も1月終了して2月。
「1月は行ってしまう
2月は逃げてしまう
3月は去ってしまう」
とも言いますが、本当に月日が経つのが早く感じます。
やはりこの季節は卒業シーズンが近づくということもあり、
周りへの「ありがとう」の気持ちを伝えよう、みたいな目標を
学校ではよく子ども達に投げかけます。
ところで、「ありがとう」の語源って皆さんご存じでしょうか。
漢字で書くと「有り難う」。
一説によると、どうも語源としては仏教の教えにあるようです。
「盲亀浮木のたとえ」※という逸話が残っており、
お釈迦様が弟子に対して人として生を受けることの有難さを例え、
他人から親切や施しを受けることは「めったにないこと」で、
有り難いこと。それが転じて感謝を表す言葉になったんだとか。
人に何かをしてもらうことや、
今ある自分を「有り難い」と感じることで、
人に対する態度も変わるし、
自分の今に幸せを感じることもできる。
反対に、人から何かしてもらっても「当たり前」と思ったり、
してもらって当然と思ってしまうと、
してくれない人へ怒りや失望を覚えたり、
悪いところばかりが目についてしまうようになってしまう。
やっぱりそれって、不幸なことだと思うので、
自分はそうはなりたくないし、私が教えるみんなにもそうなっては
ほしくないと思っています。
今自分の身近にいるたくさんの人や物や環境が本当に
「有り難い」こと。
そんな考え方が伝わったらうれしいと思った
今日のケンタ先生でした。
※「盲亀浮木のたとえ」
盲目の亀が広い海の中に一か所だけ穴が空いている浮かんでいる一本の木に、
100年に一度だけ海面に浮かんできて、その木穴に頭を突っ込むことは非常に難しい。
実は人間として生まれてくることは、この盲目の亀が浮木に頭を入れることよりも難しいことで、有り難いことなのであるというたとえ話
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